ままならない現実

カレは言った。

こんなインドア派な俺より、アウトドア派の元彼の方がいいんじゃない?

答えは決まっていた。

何度も繰り返されてきたワタシの中の自問自答。

日常がままならないワタシはお天気がいいに日にバランスを崩す。

どうにもならないカラダとココロ。

一人では決して出かけられない自分自身を、もてあまし。

今日もソラの晴れ間を眺めてみては、毛布に包まって叫び続けた。

どんなに大きな声を出してみても、

どんなにトークのソラを眺めてみても、

現実は変わらない。

ワタシはただ、動けないままだった。

ソラを見て、雲を見て、夕焼けを見て、星を見て、朝焼けを見て、

目を凝らしてみては涙をぬぐった。

どうにもならないココロとカラダ。

どうにもならない、動かしようのないカレの現実。

ワタシは一人、泣きながら、歩道を彷徨う夢の中にうとうと滑り込んでいった。

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★momo:..o○☆