ピンクのブタの貯金箱★本日の詩114作目

カクヨム

https://kakuyomu.jp/works/16816927861124842800

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いつもいつも、泣いていた。

産まれたての赤ちゃんみたいに

いつもいつも、甘えていた。

ママのミルクを飲むように、

時にはそのひざの上で、

耳かきだってしてあげた。

ちょっと大人ぶった朝は、

コーヒーだって欠かさなかった。

こげ臭いハンバーグだって、

口いっぱいにほおばってくれた。

部屋じゅうに広がるベッドで、

ゴロゴロ転がる夢をみていた。

泡だらけのお風呂の中から、

聞き慣れない声がする。

★ももいくれあ★